たぬきの鳴く里、寒河江市の山間部にある「幸生（さちう）」の高原でこだわり農家が作る

　　　とっても甘くて「幸せが生まれる」幸生産ハッピースチューベン

　スチューベンはぶどうの中でも糖度が高く濃厚な味が喜ばれ根強い人気。山形は寒暖の差が激しい盆地の気候。9月には気温の差が10度以上も違うこともあります。ぶどうの糖度を上げ美味しく育てます。この山間部の幸生高原は最適地でぶどう栽培がはじまった頃から知る人ぞ知る極上ぶどうの産地です。「幸が生まれる」この幸生でこだわりを持ち作り続ける大沼さんのスチューベンをどうぞお楽しみください。

　スチューベンは種がありますが、この種には強い抗酸化力を持つ「プロアントシアニジン」が含まれ、グレープシードとしてサプリなどにも注目されるようになりました。そして皮にはポリフェノール「アントシアニン」が含まれます。種を出さずに丸ごと（食べる前にはよく洗って）食べることで女性にうれしい健康自然食品になるとも言えます。日持ちもよいので、食べ急がずに冷蔵庫保管で毎日少しずつ体に取り入れる楽しみ方もできます。また、味が濃厚で糖度が高いので、家庭でのワインビネガー作りぶどう酵母を楽しむのに適したぶどうかもしれませんよ。ほろけるくらいまでカビをはやさずにおいてからそのまま潰して熟成へ。今のところ失敗はありません。

山形県寒河江市幸生　大沼さん
　代々受け継いだぶどう棚。樹に実る一房一房に想いを込めて作っています。毎年、有機肥料をしっかりと投入してきた豊かな土。これまで牛、豚、鶏と家畜の飼育をしてきた生産者ならではの土作りです。この他、炭の粉、もみがらなども入れ、土の上はふかふかで土壌環境がとてもよい証です。そして、土に不足しがちな微量要素ミネラルを葉から吸収させ、ぶどうにとって理想的な栄養バランスに整えます。この樹から育まれるぶどうの味は、味が濃くておいしく、栄養たっぷり。と感じます。
　雪の多いこの山間部では、ぶどう棚を守ることも大変な仕事です。廻りをみると高齢で果樹や米など耕作放棄地が増えてきました。自然の一部であることを考えながらこのぶどう棚も守っていきたいと思っています。他のぶどうもを食べてみては、「土作りが味に直結すること」を実感しているそうです。大事に大事に育てたこのぶどうを「どうぞ食べてけらっしゃい。」