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Toggle茄子は夏野菜。夏の強い紫外線を浴びても元気に育ちます。それは紫外線が好きだからではなく、紫外線から実を守る機能が高いからなのです。
茄子の皮は抗酸化成分の塊のようなもの。その成分はアントシアン系のポリフェノール「ナスニン」。活性酸素を除去する作用が非常に高く、がんや動脈硬化、高血圧の予防、認知症予防、ブルーベリーのように眼精疲労などにも役立つと云われています。
そんな健康によい成分が豊富な皮を剥いたりするのはもったいないのです。焼きナスはとてもおいしいですが、特別なときにして。普段は皮ごと食べる、煮物、炒め物がおすすめ。皮が硬く感じるときは、隠し包丁をするのですが、ネギカッターを使うと、皮が食べやすくなり、味も染みやすくなります。是非お試しを。
茄子のおいしいレシピまとめ
茄子のひんやり梅煮
茄子はとてもやわらかく、ひんやりとして爽やかな梅のだし汁は夏の涼にぴったり。
<材料>
・茄子 5本
・梅干し2-3個
・だし汁2カップ
・醤油小さじ2
・酢大さじ2
・酒大さじ2
・薬味:みょうが 青じそ、赤唐辛子など
<作り方>
- 茄子は半割りにして塩を振り、写真のように細かく包丁を入れて(ネギカッターを作うと便利)、水にさらしてアク抜きする
- 鍋に平らに敷つめて、だし汁をひたひたになるようにを加える
- 落とし蓋をして、強火で煮立ったら弱火にして15分コトコト煮る
- 火を止めてそのまま冷ます。
- タッパーや角バッドなどに移し替えて冷蔵庫で2時間ほどひやしてできあがり。
※盛りつけるときにナスニンが溶け出した「だし汁」も入れる。
※梅干しは大きさによって個数を選び、お酢はできるだけまろやかなものを。
※具材にえのき、甘唐辛子などを加えても。
※有元葉子さんのレシピをヒントにアレンジしました。
茄子のステーキにトマトソース
スパゲッティのアーリオオーリオのように、フライパンににんにくと唐辛子を加えて油に香りを移します。輪切り、または縦に1.5センチカットした茄子を油を吸うまで加熱します。油が少ないようでしたら追加して。
両面が焼けたら、皿に盛りつけてトマトソースをのせて、黒胡椒を一振り、飾りにイタリアンパセリやパセリをのせて。とろけるチーズをのせてこんがり焼いても。
とろりとおいしいワインのおつまみに。
とても簡単とてもおいしい「茄子のディップ」
<材料>
・茄子3本
・アンチョビ2枚
・にんにく1かけ
・オリーブ5-6粒またはドライトマト2枚
<作り方>
- アンチョビとにんにくのみじん切りをオリーブオイルで炒める。
- みじん切りにした茄子を加える(皮を剥き水にさらしてから、耐熱皿に入れ、オリーブオイルをまわしかけて、ふんわりとラップして電子レンジ600Wで4~5分)
- オリーブ(粗みじん切り)またはドライトマト(粗みじん切り)を加えて
- 火が通ったら出来上がり。
- 仕上げに、パセリ・イタリアンパセリを。
※皮は、みじん切りなどにして、スープやきんぴら、カリカリに炒めたり。
茄子とシーチキンのタワー
オリーブオイルでソテーした輪切りのナスのあいだにハーブで味付けしたシーチキンを挟んで。カマンベールやモッツアレラ、輪切りの中玉トマトを挟んだり。
夏野菜の揚げびたし
夏になると、茄子、ズッキーニ、かぼちゃ、オクラ、ししとう(甘唐辛子)、パプリカ、ミニトマト、大葉が旬を迎えます。これらを素揚げして、ちょっと甘めのおつゆにひたして。
粗熱をとってから数時間冷蔵庫で寝かせると味も染み、冷たくて、これも夏の涼に。機能性成分豊富な野菜たちの滋養を丸ごといただきます。
つけ汁は、水2カップほどに、かつおと昆布が入った無添加の出汁パックで出汁を取り(めんつゆを作るように、かつお厚削りに昆布でも)、そこに醤油大さじ3弱、本みりん大さじ3弱、お酢大さじ1(お好み)を加えて煮立ったら、生姜すりおろしを適量加えてできあがり。