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Toggle写真は、小豆入り玄米に、玉子、ハム、オリーブオイル、イタリアンパセリ。
こんな悩みはありませんか
美容や健康のための投資として、玄米生活をはじめた方からよく聞かれる悩み、、、それはパートナーが同意してくれないこと。
長いあいだ、白いご飯で過ごしてきた人にとっては茶色いご飯になるのは受け入れられないこともあります。その理由は、
「美味しくない」
(色も嫌い、ご飯は白いものだ)
「食べにくい」
(ゆっくり噛んだりしたくない、モリモリ食べたい)
「玄米がいいのはわかるけどやっぱり白米が食べたい」
(疲れているんだから食べたいものを食べさせてくれ)
そう、子どもだって同じ。白米は食べやすく、消化吸収しやすいので甘いお菓子を食べたときに似た幸福感が得られるのです。おかげで血糖値の急上昇というデメリットもあるのですが。
玄米も皮以外は白米と同様の糖質ですが、糖を燃焼させるためのビタミンと腸内環境をよくする食物繊維や、若さをキープする機能性成分がセットになっていることが大きな違い。
「そんな栄養素は微々たるもの、別から摂取すればいいんだ」という声も聞こえてきますが、わたしたち50代を過ぎると食事量が増えることはありません。それなら、質を高めて、よく噛む習慣が身に付き、滋味深い味わいがする玄米を食べたいですよね。
パートナーと食事のことで険悪な空気になっては、いいことはないですし、ストレスなく、夫婦仲良く「将来の健康」を築き上げていきたものです。
ふたりの玄米生活をはじめるために、4つの戦略をご紹介
1.ひとまず白米を玄米に変えるという感覚で導入しない。
まずは、白米以外にも主食はパスタやそば、うどんなどの麺類やパンになることもあります。これと同じように、今日は玄米にしよう、という提案の仕方をする。そのときにおいしいご飯のお供を用意することで特別感を演出したり。またつぎのような方法も。
2.白米と同じ役割ではなく、玄米を使ったおいしい料理として食べる。
お店で食べておいしかった玄米と同じように圧力鍋で酵素玄米を炊いても、やはりそれは玄米。そこで、今日は炊き込みご飯!のように炊き込みご飯、ピラフ、リゾットなどにして食欲をそそる調理をしてみるのはいかがでしょうか。
3.玄米に雑穀などを加えてカラフルに。
玄米に雑穀や黒米、餅玄米を加えて、彩りきれいで、もちもちとした食感にして食べる。それを出すときも「今日はわたしが体調を整えたいから今日は『パワーフード』でいきますよ」と一声。これも特別感の演出で、食べればおいしいので付き合ってくれるはずです。
4.白米のほうがおいしいおかずのときは白米を。
たとえば、新米のときの塩むすびや丼物だったり、パートナーがご飯をよく食べるおかずのときなどは、あえて玄米にチャレンジせずに「今日は白米の日~っ!たまにはおいしいよね~」とサービスしましょう。
ただし、血糖値を上昇させる力が強いので、ベジファースト(お肉も同様の効果)でいきましょう(玄米も同様)!ということに。自分は、白米を避けたいのなら、そのときは小盛りにしておけばよいのです。
さいごに
その他、お互いの価値観を戦わせるのではなく、多種多様な食品を摂ること、できるだけ栄養価の高い食品を、消化吸収しやすい調理方法で楽しむことが大切です。
玄米を食べる回数が増えてくると、嫌いだった本人も体調がよいことがわかってきたり、白米の味気無さを感じるようになってくると思います。またあれが食べたいな、と思わせることができたらふたりの食事がより楽しくなります。
玄米を食べるメリットは、よく噛むクセがつき、満腹感が得られて、50代からのダイエットに役立ち、一緒に食べるおかずはおのずと健康的なものに変わること、合わせようとすることです。
いかがでしょうか。まずは、白米を玄米に変えるのではなく、玄米をおいしい料理の一つとして提案してみてください。