【作り置き】コトコト煮る大豆を楽しもう!

大豆はすごい。大豆たんぱく質、大豆イソフラボン、大豆サポニン、大豆オリゴ糖、食物繊維、レシチンやリノール酸、、、

★簡単でふっくら炊き上がる 大豆の戻し方

大豆の浸漬時間

大豆も戻し方は諸説あり、数時間から一晩が一般的。
今回試してみたところ、春の気温では「一昼夜」がベスト。
水分をしっかり含むためか、ふっくらとつややかに炊き上がる感じがします。水に漬けておくだけなので手間はかかりません。茹で時間は一時間程度なので、茹で上がり時間の前日の一時間前という準備となります。

大豆の茹で方

鍋に大豆と2~3倍の水を入れ、中火で茹で始め、沸騰したらアクをすくい、弱火にしてコトコト1時間ほど。

<観察結果>

※時間が長くなるほど、少しずつ柔らかくなります。
※茹で上がり時に煮汁が少ないほど馥郁な味わいがします。
※30cmほどの両手鍋で4.5ℓ。一度に1kgの大豆が茹でられてます。
※茹でる際に昆布を入れても。
※小分け冷凍保存し、煮物に使う場合は冷凍のままでOK。

 

★栄養を逃がさない蒸し大豆も

 大豆を茹でることで水溶性の栄養は煮汁に溶け出してしまいます。煮汁をスープや汁物の出汁として使うことで摂取することはできます。ただし、豆には甘味などの栄養は減っています。枝豆やとうもろこしは「蒸したほうが味が濃い」ということは大豆にも当てはまります。

 品種、栽培、調整方法などの条件により、アクやえぐみの強い大豆や農薬がどのくらい使われているかわからない大豆はちょっとおすすめできませんが。

●蒸し方:しっかり沸騰している状態で蒸し器に大豆をセットして、蓋には布巾をして、蒸気が沸く弱めの中火~中火の火加減で30分~1時間蒸します(途中で水の確認と味見してお好みの硬さで)。蓋をしたまま20分ほど蒸らしてできあがり。

大豆の食べ方ヒント

★煮大豆のレシピ

和惣菜なら、切干し大根、ひじきの煮物など和惣菜に、硬めに茹で上げて、ひたし豆、混ぜご飯に。
洋風なら、チリコンカン、ポークビーンズ、スープ、マリネ、ポテトサラダに。

★乾煎りも重宝します

ご飯に混ぜてたくなら、乾煎りしたものを。目安は殻が割れはじめるまで。通常のご飯を炊くと同様の方法でお豆入りのご飯や炊き込みご飯ができます。

★サクサクの煎り大豆

水で戻した大豆にお塩や醤油などでお好みの味付けをして、180度のオーブンで途中かえしながら40分ほど。おつまみに止まらないサクサクの煎り大豆ができあがります。

★煮大豆の味付けバリエーション

茹で上げた大豆を、調味料をふりかけてジップロックに入れて冷蔵庫で2時間。簡単おつまみのできあがり。

おすすめは・・・醤油&オリーブオイル、塩+海苔+お酢+砂糖&ごま油、塩+ミックスハーブ&オリーブオイル(+白ワインビネガー)、アーリオオーリオ(一緒に炒めても)。これをサラダに合わせても。
高たんぱく、低糖質だからポテトサラダのかわりにも。


★秋田県産の無農薬「リュウホウ」(大粒・早生)

甘味が強く、ふくよかな味わいです。えぐみ、渋味も少ない。豆腐と煮豆に適正があります。

メモ:「タチユタカ」(大粒・中生)は豆腐と納豆に適正。「里のほほえみ」(大粒・晩生)は、煮豆、味噌、豆腐に適正、「エンレイ」(大粒・中生)は、豆腐、味噌、煮豆に適正。