<精米について> | |
※実際の玄米の皮は、上記イラストに比べて非常に薄いものです。 籾殻をはずした「玄米」は、外から、果皮(外部異物防御)→種皮(内部水分調節)、 →糊粉層(脂質やタンパク質)→亜糊粉層(デンプン、タンパク質) →胚乳(デンプン/白米の状態)で構成されています。 「胚乳」以外の部分の総称が「糠層」です。 ※当会が精米にときに使う精米毎の色見本です。 |
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●玄米 籾殻をはずしたものが玄米です。水に漬ければ発芽する「種」の状態です。 白米に比べて栄養価がとても高くビタミン、ミネラル、食物繊維が豊富です。フィチン酸による排毒効果がよく知られています。 ●炊き方 普通洗米し、一晩浸水(発芽状態に近づく)させ、塩をひとつまみ入れるのが基本。 ※圧力鍋を使うとふっくらとおいしく炊きあがります。 ※炊飯器で炊くときは、玄米モードで、水加減は「玄米」にあわせるより 「白米」(少し多め)にすると、食べたきのねっとり感が少なくおいしく炊けます。 玄米の炊き方 詳細はこちらへ |
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●五分 玄米を100%、白米0%とした場合に「糠層」を50%程度残し、胚芽がしっかりついたたお米です。玄米食をはじめたいけど、まだ、慣れない、玄米では、、、という方にもおすすめ。 ●炊き方 炊飯は白米と同様ですが、洗米は、少し強めで、洗米回数を数回増やします。食べ始めの時期には、やわらかめに炊き、長めに蒸らすと食べやすい。 |
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●七分 玄米を100%、白米0%とした場合に「糠層」を30%程度残し、胚芽がしっかりついたたお米です。七分米でも噛み締めるとわずかに「皮」を感じます。これが旨味のもとでもあり、馴れてしまうと白米では物足りない味と感じてしまうようになります。 ●炊き方 炊飯は白米と同様ですが、洗米は、少し強めで、洗米回数を数回増やします。 食べ始めの時期には、やわらかめに炊き、長めに蒸らすと食べやすい。 |
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●胚芽米 専用の精米機で精米し、栄養価の高い「胚芽」を残したお米他の精米に比べてとても食べやすく、家族みんなで始められる健康精米。胚芽米は、女子栄養大学教授 五明紀春先生が研究・普及促進しています。 ※胚だけを残した繊細な状態のため、すべての米に胚乳がついているわけではありません。 ●炊き方 普通の精米と同じように炊飯できます。強く研ぐと胚がとれてしまい流れてしまうので、やさしく研ぐようにします。 |
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●白米 一般的な白いお米。真っ白に精米せずに糊粉層をわずかに残す精米を心掛けています。だれでも食べやすくて、おいしいご飯となれば、やはり「白米」となります。雑穀を入れたり、玄米を1割ほど入れたり、いろいろ楽しめます。 ●炊き方 洗米や水加減でもお米の味は変わります。炊きあがりをみてお試しください。 |
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おいしいお米のとぎ方 1)あらかじめ水を張った容器に、さっとお米を流し込み、軽くゆすいだのち、 素早く水を切ります。 ※お米は最初に入れる水を一気に吸収します。その水は浄水器などで。 ※余分な糠ぬか臭などをお米に吸収させないため早く水を流します。 ※理想的なのはお米と水の温度差が少ないこと。 2)お米とお米がこすり合うようにかき混ぜる。 ※白米なら笊にあげて流水でも可。 ※五・七分搗き米は、少し強めに研ぎ、回数を多くする。金笊を使ってもよい。 3)水を入れて軽くゆすいで水をしっかり切る。これを2〜3回繰り返します。 4)米を一度ザルにあげて水を切ってから、通常通り炊飯する。 ※季節や銘柄に合わせて、炊飯器の設定をや微妙な水加減を調整すると、 そのお米の味を引き出す炊きあがりがみつかります。 ※吸水時間は、最低でも30分ほど。短いと粒が際立ち、長いとやわらかく炊けます。 違いがわかれば、料理や体調に合わせて吸水時間と量で自由自在に。 |
<保管方法について> |
お米の保管条件 お米も生鮮食品のように。
保管温度15度以下、湿度70%程度、これが好ましい環境です。 20度くらいになると途端に味が悪くなっていきます。 お米は、米びつなどに移し替えて気温、湿度の影響が少ない冷暗所で保管をします。 ※お米の袋には、小さな空気穴が開いております。 そのため、届いたままの袋で保管しておくとその環境の影響を受けてしまいます。 夏場は冷蔵庫保管 今は冬でも暖かいキッチン。最適な保管場所がない場合は「冷蔵庫保管」をおすすめします。 「密封できる小分け袋」や「ペットボトル」に小分けして冷蔵庫で保管します。 ※取り出したときの温度差で結露する場合があります。ご注意ください。 食べ切る目安 お米は、精米後、温度や湿度の影響を受けたり、酸化することで少しずつ食味が落ちていくものです。 夏場で2週間、冬場で1か月を目安にお召し上がりください。 ※野菜と一緒にご利用いただいているお客様は、必要な分だけを取り寄せることができ経済的です。 虫の発生 お米の保管場所、精米所、お米に薬剤処理をしておりません。 ご家庭での保管中に温度が高くなると、虫の発生(孵化)する条件となります。(コクゾウムシ、メイガ) (夏場にはお米の中に虫よけとして唐辛子を入れております) 虫が発生してしまったら・・・日光のもとお米を広げると飛散します。 その後、卵や成虫を残さないよう米びつなどの容器を念入りに掃除することが大切です 異物? 農薬に頼らず栽培しているため、なかには、害虫の食痕で黒く変色したお米が入っていたり、 未成熟の青いお米、籾など、黒い雑草の種などが混入していることがあります。 健康上に問題がないと云われておりますが、取り除いてお召し上がりください。 食味が落ちたと感じたら ・「いつもより多く洗米する」が基本。 ※糠臭を吸収させないように笊にあけて流水洗米を。 ・もち米や雑穀、黒米などを入れて炊く。(食味アップの効果) ・料理酒やみりんなどを入れる。(香りよくおいしく炊きあがります) ・チキンライスや炊き込みご飯や焼飯、白米なら納豆や卵かけご飯、ふりかけをかけて。 ※胚芽米、七分、五分米は、胚や糠が付いているため、白米に比べると酸化が少し早いのですが 保管状態や消費期間に問題がなければあまり気にすることはありません。 |
<おこめの話 おこめは体にいい!家計にやさしい!> |
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