冷めてもおいしいお米・銘柄は?
あー、おいしそー、このごはん甘いね!
こんな声が響き、家族みんなが笑顔になります。
おにぎりに合うお米、お弁当に合うお米(冷めてもおいしいお米)を探している方におすすめなのは、私たちのふっくら炊ける食味のよい生産者限定のブランド無洗米がおすすめ。有機の土づくりならではの味わいと、大粒に選別し、糠で磨き上げる特殊精米を採用した無洗米で旨味層をしっかり残して味わい豊か。冷めてもおいしく、毎日食べても口飽きしません。この米の実力をお確かめください。
このお米を炊くと、ふっくらと炊き上がり、
蓋を開けるとふわ~っと心地よい香りが立ち上がり、
ご飯はつやつやピカピカ。
舌にのせるだけで甘味を感じます。
朝から子供が「おいし~」ともりもり食べてくれます。
冷めてもおいしく、お弁当にもおすすめ、おにぎりもおいしくできます。
香りと艶がよい米。
炊きあがりが近づくと心地よい香りがキッチンに漂います。昔のような天日乾燥での香りにはかないませんが、やはりご飯の香りは心が躍ります。炊飯機を開けると湯気のなかからつやつやときらめいている米粒が見えてきます。これを飯椀に盛るとお見事。実にうまそうなのです。箸に取ると藁のような爽やかな上立ち香が。日本人の琴線に触れるこの香りは清々しく、すっと背筋が伸びてしまいます。
甘い、やわらかい。
この米は「自然な甘さ」が自慢。そのまま舌にのせるだけでほんのりとした甘味を感じます。そして、口によく馴染み、噛み進めていくと、さらに甘味を醸し出します。その甘味はまるでふんわりとした甘酒のよう。二口、三口と箸をすすめていくうちに、甘味が中心だった味わいに旨味を感じるようになります。飯椀に盛ったあとも水分や温度の変化とともに味わいの変化が楽しめます。
この米は水加減によく反応し、水を炊飯機の目盛りやや上でやわらかめに炊きあがります(やや下で粒立ちのいい炊きあがりに)。小さなお子様のいるご家庭や、離乳食用、高齢のご両親などにも合う銘柄ともいえます。
おいしいぴかぴかおにぎり「塩むすび」ができる。
冷めてもおいしいこのお米。あつあつをふーふーして食べるも堪りませんが、おにぎりがおいしくできるお米だと思います。写真は、このお米で作った塩むすび。コシヒカリやつや姫、ゆめぴりかでは粘りすぎ、あきたこまちでは少し弾力が強く、ササニシキではさっぱりしすぎ、はえぬきでは迫力がありすぎます(男性的)。ほどよく炊きあがりを自在にできることも特長です。
届きましたら、あえて海苔をまかずに、混ぜものもせずに、塩むすびを作ってみてください。ご飯の艶やかさと、口当たりのよさ、ほどよいもっちり感が楽しめます。
このお米の炊きたてのあつあつと一緒に・・・
柔らかめに炊き上げると、朝食なら、焼き海苔より「岩のり」、焼きたらこより「明太子」、鯵の開きより「鮭」、漬物なら根菜より「青菜」、大粒納豆より「小粒納豆」。口のなかでご飯と一体となり新しい味が生まれるように感じます。
少し硬めに炊き上げれば、粒立ちよく、赤身系のお刺身や玉子かけご飯、カレー、ごまだれを使う棒棒鶏や冷やシャブ、焼飯やお茶漬け、冷や汁にもぴったり。料理によって炊き分けてみてください。
夏におすすめ、スタミナ料理とも相性抜群。
食欲がわかない夏。夏バテ防止にはやっぱりスタミナが必要。それにはご飯が一番。スタミナ料理が美味しくなる米。この米は口解けものど越しがよいので「夏に向いている銘柄」でもあります。冷めてもおいしいだけでなく、焼肉、鰻、キムチ、ステーキ、生姜焼き、麻婆茄子、牛丼などのスタミナ料理との相性が抜群だったこと、エスニック系、オムライスやオクラ、モロヘイヤのネバネバ系にも見事にマッチします。夏においしいこのお米で夏バテ防止を。
おいしい炊き方と飯椀選び
この米は、他の米に比べて、みずみずしくやんわりと炊きあがります。今日はご飯が主役、硬めに仕上げたいという日なら、水加減は目盛り通り、浸水時間は夏場は40分、冬場は60分。蒸らしが終わったあとに「ほぐし(天地返し)」をするとふっくらと盛り付けできます。冷めてもおいしいお米なのでおひつに入れておいても。ひとめぼれは表面に粘りがあるので、飯椀は「焼き物」より「磁器物」のほうがよいかもしれません。
生産者もひとめぼれ・無農薬栽培・粒ぞろい
冷めてもおいしく、おにぎりやお弁当向きの品種の一つ、ということで選んだ銘柄は「ひとめぼれ」。ですが、ひとめぼれならどれでもおいしいということではありません。ミネラル豊富で良質な肥料を使った土作り、日頃の水管理、完熟を迎えての稲刈り、、、栽培期間中に農薬を使用しない無農薬栽培。さらに、ふるいの目のサイズを1.95mmのプレミアムクラスにあげて、よい精米をすることも味の決め手。糠で磨き上げることで、旨味を残した「BG無洗米」です。
作り手の山形県の庄内平野で米作りをする斉藤さんも宮城の佐藤さんも「もうずっとひとめぼれ、理由はおいしいから、もうこれしか作らない」とひとめぼれの味に魅了されています。「おいしい、って言われるように種蒔きから手を抜かないし、おいしい、と言われたら、こんなにうれしいことはない。みなさんに喜んでもらいたい」と語ります。
おいしいおにぎりの握り方(塩むすび)
ここでは、この米を使い、子供が食べてもぽろぽろほぐれずに、もっちり感を持ちつつ、重くない塩むすびの作り方をご案内します。
基本は、おいしいお米であるか、おいしく炊けるか。
- おいしいお米であること。
ご飯がおいしくなければ、具材をたくさん入れても味付けをしても、今ひとつ。
工夫をすればするほど、あのおにぎりのおいしさが薄れてしまいます。 - 冷めてもおいしいお米であること。
あつあつはおいしくても、冷めると硬くなる銘柄、品質、炊飯方法ではおいしさに欠けます。
- お米が粒ぞろいであること。
粒の大小が混在していると炊きあがりが不均一になるのです。
わたしたちのお米は、プレミアムクラスの網目を通して粒ぞろい。 - 水道水が硬水の地域の方は、軟水を使う。
お米の味がやわらかくなります。 - お米はよく洗米し(5-6回)、浸水時間は夏場40分、冬場は1時間以上。
水をしっかり吸水させることで冷めても水分をしっかり含んだご飯に炊きあがります。
※当会のお米は、無洗米なので洗米不要。
- 水加減は目盛り通りにして炊く。
お米と水の量を正確に計量して炊飯することで、そのお米の特性を知ることができます。それに対して、好みに合わせて、一合に対して大さじ1杯増やす、減らすという方針が決まります。とくに夏場は、米自体が乾燥気味であることと人間が水分を多く必要とするので大さじ1~2杯を加えて。 - ご飯が炊けたら、よく蒸らす。
蒸らしておくことでご飯の水分が均等になります。 - 炊き上がりのごはんで作る。
おいしい塩むすびを作るコツは「素手」
- ご飯は炊きたてが一番。
- ご飯を炊飯器から飯台や平たいバッドなどへふんわりと移す。
- 塩、飯椀、おにぎりをのせる皿などを準備したら、手をよく洗う
- ご飯茶碗に8割程度のご飯をそっと入れる。
- 素手に冷水をつけてから、塩を手に振り、よく馴染ませる。
※塩は天日塩。塩の量はひとつまみ程度。
※ご飯は少し熱いくらいがちょうどよい。
※だから、ボールに入れる水は冷たいほうがよい。
※このお水にりんご酢とサラダ油をほんの少しいれると写真のような艶が生まれます。 - ご飯を片手にのせたら、包み込むように軽くにぎり、
- 空いていた片手をかぶせて、手の形を三角になるように作り、
- その形を崩さないように、ぐっぐっと回転させながら4から5回。
※手で作った空間は同じ大きさ=できあがりの大きさが均一。
ご飯の量はそれよりもやや多くする。その量で握り具合が決まります。 - おにぎりの左右の向きを変えて同じく3から4回で形を整えます。
- できたら、そのまま少し冷ましておく。
※持ち運ぶ場合は、ラップより水分が抜けるアルミ箔のほうがよい。
冷めてもおいしい塩にぎりの作り方の裏技
- ご飯を炊くときにサラダ油を小さじ1ほど入れて炊く。
- 塩は甘塩で。甘味と旨味のある藻塩などもおすすめです。
- 塩ではなく、梅酢をわずかにつけてにぎる。梅の香りが食欲をそそります。
- 手につける水に酢やサラダ油を少し入れる。艶がよくなります。
※お酢はフルーティーな果実酢がおすすめ。
※油はお好みのものでも。
※ほんのりと香るくらいであれば、なにを使ってもよいと思います。