全国有機農法連絡会は「健康」を理念に掲げ、全国の生産者と提携し、安心でおいしい有機野菜や果物、お米を通販・宅配しています。

山形赤根ほうれんそう 産地直送 通販 

山形赤根ほうれん草

山形赤根ほうれんそうを山形より産地直送。

 大きい、甘い、おいしい。山形の伝統野菜「山形赤根ほうれんそう」(食の至宝雪国やまがた伝統野菜)。旬は冬。山形育ちのこのほうれん草は、氷点下にも耐えうる機能を備えています。寒くなると細胞内に糖やアミノ酸をたっぷりとため込み、自分が凍ってしまわないための自己防衛本能を発揮します。また、一般に栽培されているほうれん草は西洋種であるのに対して、こちらはアクが少ない東洋種。これを人間が食べれば「甘くておいしい!」のです。今では、雪下野菜とともに、いつのまにか野菜セットの「冬の定番品」となっている野菜です。

山形の在来品種の「山形赤根ホウレンソウ」

 山形赤根ホウレンソウは、昭和のはじまりの1930年代に、山形の篤農家、柴田吉美さんの父吉男さんが、赤根で大株になるほうれん草をみつけては大切に育てて、その種を自家採取を続けて選抜を続けたことにはじまります。その後、1962年に山形の農作物品評会で優秀賞を受賞。また、この品種が他にないも突き止めました。1970年の半ばになるとこの品種の生産者組合ができて「山形赤根」として販売され一世を風靡しました。
 しかし、作りやすく多収のできる西洋系のほうれん草が開発されると、そもそも「芽が出にくい」「病気になりやすい」と難点のあった山形赤根は生産者離れをおこし、いつのまにかに幻の作物となってしまいました。その後は、柴田さんの手により種が守り続けられてきたのが東洋種の赤根ほうれん草です。(参考:どこかの畑の片すみで/山形在来作物研究会/山形大学出版)
東洋種のほうれん草「赤根ほうれん草」
 当会での取り組みは、2003年に山形市の柴田吉昭さんのが山形赤根ほうれん草を守り続けているというニュースが放映され、大きくなったほうれん草を手に取り「このサイズが完熟して一番うまい」と一言。山形の宝でもあり、これはおもしろい!と共感し、早速種を手に入れて作付したのがはじまりです。柴田さんのようなロマンがあり、信念のある方がこの種を守ってくれていたことに感謝です。

根が赤いだけじゃない。驚くほどの大きさ

 山形の赤根ほうれんそうは、その名の通り、根が赤く(株元ではありません。根が赤いのです)、そしてこの根が太くとても甘いのが特長です。葉は、肉厚で味が濃く、茎がシャキシャキとして、お浸し、ソテー、その味に感動します。このおいしさはサイズに秘密もあります。気象条件にもよりますが、大きなもので一株500gにも育ちます。小さいときより大きいほど味がよいのです。普通のほうれんそうのサイズは、3〜4株で250〜300gですからその大きさに驚くと思います。

収穫時期は、11月下旬〜2月中旬

赤根ほうれん草の根は太い 味を重視する生産者の情熱によってこのほうれん草を復活させています。寒くなると味が絶頂を迎えます。11月の下旬より、露地栽培、ハウス栽培、雪から掘り起こす越冬栽培などを組み合わせて出荷。農薬もわずか数回にとどめ、安心で安全、さらに、おいしさ格別の「山形赤根ほうれんそう」です。

テレビや雑誌、新聞などで紹介され話題に

 会員のみなさんはもちろん、レストランなどの料理店でも高評価をいただきました。また、最近では、テレビや雑誌、新聞など多数のメディアでご紹介いただき、質を高めるように栽培技術を研鑽しています。

露地栽培 ハウス栽培

お届け:11月下旬〜2月
通販専用サイト(全国有機農法連絡会・安心工房)にジャンプします。
 山形赤根ほうれん草の購入ページはこちらです
ショッピングサイトでは、販売期間内11月〜2月のみの表示となります。
宅配便:クロネコヤマト/普通便 平日または土曜日のご指定が可能。
お願い:このほうれん草の葉は地面を這うように成長します。大きく育てていることもあり、収穫、袋詰めの際、根の近くで茎が折れてしまう場合があります。また、露地栽培のため、天候不順による成育不良や豪雪による被害が発生した場合は、お届けできない場合がございます。あらかじめご了承ください。


山形赤根ほうれん草の画像とレシピ・栽培記録

山形赤根の生産販売 根の大きさ
「これを食べてもらいたい」
根を太く長く!が目標
大きい山形赤根ほうれん草 赤根ほうれん草の葉
背丈は条件にもよりますが40cmくらい。
このギザギザが東洋種の証し。
山形赤根の根の料理 山形赤根ほうれん草のお浸し
こうして根をカットして炒めると甘い。 やはり、おひたしは格別。根も一緒に。

<赤根ほうれんそうの調理のポイント>

葉はふんわり、茎はシャキシャキであまい、根は甘いごぼうのような「山形赤根ほうれんそう」を楽しむなら、1)シンプルな料理、2)加熱しすぎない、3)茹ですぎない、4)シンプルな味付け(原材料にアミノ酸・酵母エキス、たん白加水分解物などが入っている調味料は避けたい)で。
一般のほうれん草と違うことは、根が甘くておいしいので「根付き」でお届けしていること。滋養も豊富ですので捨てずに是非お召し上がりください。(おひたしやソテーにする際は、根を先に加熱)。
洗い方は以下のようにお願いします。
 1)根の部分に水をさっとかけ流してから、根についている「ひげ根」を
   取り除き、さらにタワシなどで泥を落として流水洗い。
 2)水を張ったボールに、株元全体を浸しておいてから、水の中で振洗いし、
   さらに流水で洗い流します。
 ※根を別に調理する場合は、株元をカットしてから洗えばOKです。
 ※ほうれんそうの葉は縦ではなく横に広がっているために、泥が入りやすく、
  茎は袋詰めの際に折れやすい野菜です。


<栽培記録>
 当会の赤根ほうれんそうは、天童市、山形市で栽培しています。
 04年産「大きく作るとうまい」ほうれん草の完熟サイズを実感。
 05年産 サイズについて絶賛派と大きすぎて困る派の意見あり。
 06年産 大小生産、露地を続けるために、マルチ栽培・移植方式を採用。
 07年産 順調に成長していたものの途中大雪で出荷不能に。これは残念無念。
 08年産 移植方式のちベト病発生。ダメージ大。しかし露地栽培続行宣言。
 09年産 さらに根を長くしたいと移植を止め直播きへ。発芽率は5割以下に低下。
 10年産 シーダテープで播種。一回目はゲリラ豪雨で失敗、2回目は発芽率満点。
 11年産 すらっとしてしゃきっとした赤根を目指す。スマートになりました。
 12年産 種蒔き時期は残暑+干ばつ。発芽前には豪雨。それでも5割は収穫。
 13年産 豪雨により種のまき直し。生育不安定。病気が多い。
 14年産 露地とハウスの両立。長期出荷へ。
 15年産 雪が少なく雪下越冬時間は短いものの、収穫ロスが少ない。
 16年産 この年は全国的な日照不足の年にも関わらず例年になく元気に育つ。
 17年産 台風、記録的な日照不足で野菜超高騰。ベト病、生育遅すぎる。
 18年産 発芽もよく揃い、11月の高めの気温によってよく生長した。
 19年産 干ばつ・台風・露地物の発芽が悪く苦戦。ハウス物生育遅い。

     現在の山形赤根ほうれんそうの購入ページはこちらです

毎年楽しみたい方は、月一回の頒布会 旬の玉手箱NAGOMIをご利用ください。


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